ツルだけじゃない鳥の部屋

参考文献

大西敏一、五百澤日丸、真木広造『日本の野鳥650』(平凡社)

高野伸二『フィールドガイド 日本の野鳥』(日本野鳥の会)

John L. Dunn and Johathan Alderfer 『Field Guide to Birds of North America』 National Geographic

Ian Sinclair, Phil Hockey, Warwick Tarboton, Peter Ryan "Birds of Southern Africa" (Princeton University Press)

Helm Field Guides: Nik Boroow, Ron Demey 『Birds of Western Africa』 Bloomburry Publishing

Wikipedia

カモ



カモ科


ガン類については、「ガン類」のページをごらんください。



シロガオリュウキュウガモ
学名: Dendrocygna viduata
英名: White-faced Whistling Duck
体長: 43-48cm

カンムリヅルの観察に行ったジュッジのキャンプ近くの池にたくさんいました。


オオハクチョウ
学名: Cygnus cygnus
英名: Whooper Swan
体長: 140cm

北日本や日本海側に多いが、関東地方にも飛来地があります。この写真はオホーツク海岸の北浜白鳥公園で撮影。

作品集: オオハクチョウ
       オオハクチョウ(丹頂の里)



コハクチョウ
学名: Cygnus columbianus
英名: Whistling Swan

東日本では、見る機会が少ない・・・と思っていたら、最近、千葉県印西市に来ることを知りました。オオハクチョウとの違いは、体の大きさというよりも、くちばしの黄色い部分の大きさ、と思っていたほうが見分けやすい。黄色い部分が大きいのがオオハクチョウ。さらに黄色い部分が小さいのが、亜種「アメリカコハクチョウ」(下の写真)。

作品集: コハクチョウ 千葉県印西市(2012)
      コハクチョウ 新潟県阿賀野市 瓢湖(2019)
      アメリカコハクチョウ 群馬県邑楽町 ガバ沼(2019)


コブハクチョウ
学名: Cygnus olor
英名: Mute Swan
体長: 152cm

飼育していたのが野生化したものが、日本各地にいます。一年中いるのはこの種。この写真は山中湖で撮影。


エジプトガン
学名:  Alopochen aegyptiaca
英名: Egyptian Goose
体長: 60-75cm

「ガン類」からははずされ、「エジプトガン類」と別物扱いされるようです。南アフリカでたくさん見られました。

作品集: エジプトガン 南アフリカ(2013)


アオマメガン
学名:  Nettapus pulchellus
英名: Green Pygmy-goose
体長: 30-36cm

小さな「マメガン」。オーストラリア・ノーザンテリトリーで見られました。


アカツクシガモ
学名:  Tadorna ferruginea
英名: Ruddy Shelduck
体長: 63.5cm

チベット・ラサの公園でたくさん見られました。


ツクシガモ
学名: Tadorna tadorna
英名: Common Shelduck
体長: 62.5cm

日本では九州特産種といっていいでしょう。


シロガシラツクシガモ
学名: Tadorna radjah
英名: Burdekin Duck (Radjah Shelduck)
体長: 48-60cm

オーストラリア・ダーウィンのTerritory Wildlife Parkで見られました。


タテガミガン
学名: Chenonetta jubata
英名: Australian Wood Duck (Maned Duck)
体長: 48cm

オーストラリアのアデレード植物園で見られました。


オシドリ
学名: Aix galericulata
英名: Mandarin Duck
体長: 45cm

夫婦円満の象徴になっていますね。姿は文句なしに美しい。


ヨシガモ
学名: Anas falcata
英名: Falcated Duck
体長: 48cm

三列風切が長く、垂れているのがチャームポイント。


オカヨシガモ
学名: Anas strepera
英名: Gadwall
体長: 50cm

オスが地味なのでわかりにくい。お尻が黒い。


アメリカヒドリ
学名: Anas americana
英名: American Wigeon
体長: 48cm

目のあたりの緑色が美しい。学名は「アメリカのカモ」。

作品集: アメリカヒドリ 神奈川県鎌倉市(2023)


ヒドリガモ
学名: Anas penelope
英名: (Eurasian) Wigeon
体長: 48.5cm

頭の黄色がアクセント。この写真は、茨城県・古徳沼で撮影。


カルガモ
学名: Anas poecilorhyncha
英名: Spot-billed Duck
体長: 60.5cm

皇居の「お引越し」で有名になりました。カモの中でもこの種だけは1年中みられます。この写真は岩手県・釜石で撮影。

作品集: カルガモのハンティング 栃木県真岡市 井頭公園(2019)


マガモ
学名: Anas platyrhynchos
英名: Mallard
体長: 59cm

カモといえばこれ。普通種だが、頭と翼鏡(金属光沢のある羽根)は、この上もなく美しい。


ハシビロガモ
学名: Anas clypeata
英名: Shoveler
体長: 50cm

くちばしが平べったく、大きい。和名も英名もわかりやすい。この写真は遠いですが、東京港野鳥公園で撮影。


シマアジ
学名: Anas querquedula
英名: Garganey
体長: 38cm

オスでは白い眉斑が特徴的で、一見して「美しい」と感じるカモ。


オナガガモ
学名: Anas acuta
英名: Pintail
体長: 雄 75cm、 雌 53cm

日本のカモでは多数派。ピンと長い尾が特徴。この写真は宮城県・伊豆沼で撮影。

作品集: オナガガモ 群馬県邑楽町 ガバ沼(2019)


トモエガモ
学名: Anas formosa
英名: Baikal Teal
体長: 雄 40cm

片野鴨池が有名だが、池の奥にいて見にくい。最近、「トモエガモといえば印旛沼」らしく、大群でいます。遠いけど・・・


コガモ
学名: Anas crecca
英名: Teal, Green-winged Teal
体長: 37.5cm

冬鳥として真っ先に渡ってくるシャイなカモ。


アカハシハジロ
学名: Netta rufina
英名: Red-crested Pochard
体長: 50cm

ヨーロッパから中央アジアにかけて繁殖。



ホシハジロ
学名: Aythya ferina
英名: Pochard
体長: 45cm

上がオス、下がメス。オスは灰色の体が目立つ、わかりやすい種。オス・メスとも東京港野鳥公園で撮影した写真。


メジロガモ
学名: Anthyanyroca
英名: White-eyed Pochard
体長: 41cm

本来の生息地はずっと西の方だが、最近各地でときどき観察されている。

作品集: メジロガモ 渡良瀬遊水地(2022)


クビワキンクロ
学名: Authya collaris
英名: Ring-necked Duck
体長: 41.5cm

図鑑に「各地でまれに観察されている」と記載があるが、2022年に管理人が横浜で観察した時点で、3シーズン連続、同じ場所への飛来となっている。写真の個体で、これは雌。

作品集: クビワキンクロ 横浜市(2022)



キンクロハジロ
学名: Aythya fuligula
英名: Tufted Duck
体長: 40c

リージェント。人呼んでヤンキーガモ。上がオス、下がメス。オスの写真は、茨城県・古徳沼で撮影。メスは東京港野鳥公園で撮影。


スズガモ
学名: Aythya marila
英名: Greater Scaup
体長: 45cm

緑色の頭がポイント。


シノリガモ
学名: Histrionicus histrionicus
英名: Harlequin Duck
体長: 43cm

雄は、顔の模様がおもしろい。管理人はまだ、雌しか見たことがありません。

作品集: シノリガモ 茨城県ひたちなか市 平磯海岸(2018)


ビロードキンクロ
学名: Melanitta fusca

英名: Velvet Scoter

体長: 55cm


決して普通種ではない海ガモですが、最近船橋の三番瀬に毎年飛来しているようです。首を体に畳み込んでいる時間が長く、そうしているとおもちゃのボートみたいです。






クロガモ
学名: Melanitta nigra
英名: Black Scoter
体長: 48cm

海に浮かんでいると、クチバシの黄色い部分以外、真っ黒。この写真は、千葉県にコクガンが飛来したとき、隣に浮いていた個体。2羽いた(2羽ともオスでした)。


ホオジロガモ
学名: Bucephala clangula
英名: Common Goldeneye
体長: 45cm

そんなに珍しい種類ではありませんが、北の海で見つけると、結構うれしい。


ヒメハジロ
学名: Bucephala albeola
英名: Bufflehead
体長: 35.5cm

2022年東京に来て大フィーバー。本来の生息地は北米。きれいなカモ。

作品集: ヒメハジロ 東京都(2022)


ミコアイサ
学名: Mergus albellus


英名: Smew


体長: 42cm


オスは白黒の配色が特徴的な、別名「パンダガモ」。写真の右がオス、左がメス。


ウミアイサ
学名: Mergus serrator
英名: Red-breasted Merganser
体長: 55cm

髪の毛がボサボサのアイサ。


カワアイサ
学名: Mergus meragnser
英名: Common Merganser
体長: 65cm

アイサ類のなかでは髪型が整っている優等生型。


オウギアイサ
学名: Lophodytes cucullatus


英名: Hooded Mergamser


体長: 46cm


アメリカ・テキサスのアランサス国立野生生物保護区で見ました。

カモ目